【初めての方向け】遺品整理とは?いつから始める?費用や進め方の基本をプロが徹底解説
【初めての方向け】遺品整理とは?いつから始める?費用や進め方の基本をプロが徹底解説
大切なご家族や親族が亡くなられた後、避けては通れないのが「遺品整理」です。しかし、多くの方にとって遺品整理は一生のうちに何度も経験するものではありません。悲しみの中、膨大な家財道具を前にして、途方に暮れてしまう方も少なくないのが現状です。
- 「何から手をつけたらいいか全くわからない」
- 「実家が遠方で、自分たちだけで片付けるのは体力的に限界がある」
- 「遺品を捨ててしまうのは申し訳ないけれど、すべて残しておくこともできない」
- 「業者に頼むと高額な料金を請求されないか不安」
この記事では、そんなお困りごとを抱える初心者の方に向けて、遺品整理の基本知識から始めるタイミング、費用の目安までをプロの視点でわかりやすく解説します。
1. そもそも「遺品整理」とは?(不用品回収との違い)
遺品整理とは、故人が生前に使用していた品々を単に片付けることではありません。遺品を「思い出の品」として扱い、ご遺族で引き継ぐもの(形見)、価値のあるもの(買取)、そして適切に処分するものに正しく分類する作業を指します。
ここでよく混同されるのが「不用品回収」です。
● 不用品回収: 不要になったものを「ゴミ(廃棄物)」として一括で運び出すことが目的。
● 遺品整理: 貴重品(通帳・印鑑・写真など)を捜索しながら、一つひとつの品に込められた想いを整理する工程が含まれる。
単なる掃除ではなく、故人を偲び、ご遺族が心の区切りをつけて前を向くための大切な儀式とも言えるでしょう。
2. 遺品整理はいつから始める?最適なタイミングと期限
遺品整理を始める時期に、厳密な決まりはありません。一般的には以下のような節目に合わせることが多いです。
精神的な区切り:四十九日法要の後
最も一般的なタイミングは、四十九日の法要を終えた後です。親族が集まる機会でもあるため、形見分けの相談がスムーズに進みやすく、心の整理も少しずつつき始める時期だからです。
注意すべき「期限」がある2つのケース
一方で、感情面とは別に期限を意識しなければならないケースがあります。
- 賃貸物件の場合: 明け渡しの日まで家賃が発生し続けます。次の入居者のために早急な現状復旧を求められることもあるため、葬儀後すぐに着手する必要があります。
- 相続放棄の検討: 法律上、相続放棄の手続きは「3ヶ月以内」に行わなければなりません。故人に負債がある可能性がある場合、その判断材料となる書類や通帳を早急に見つけ出す必要があります。
3. 遺品整理の進め方:3つのステップ

ステップ①:仕分け(残す・売る・手放す)
まずは部屋の中を細かく確認し、以下の3つに分類します。
- 残すもの: 貴重品、写真、形見として引き継ぐ品。
- 売るもの: 骨董品、家電、貴金属など、買取が可能な品。
- 手放すもの: 再利用が難しく、自治体のルールに従って処分するもの。
ステップ②:貴重品の捜索
遺族でも見つけにくい場所から、以下のような品を捜索します。
- 現金、通帳、印鑑、保険証券
- 不動産の権利証、年金手帳
- 貴金属、宝石
これらはタンスの奥や衣類のポケット、書類の間などから見つかることが多々あります。
ステップ③:供養と適正な処分
仏壇や人形など、捨てるのが忍びないものは「お焚き上げ(供養)」を検討しましょう。それ以外の不用品は地域のルールに従って正しく排出します。
4. 気になる費用相場:間取り別の目安
業者に依頼する場合、費用は主に「荷物の量」「作業人数」「処分費用」で決まります。
| 間取り | 作業人数 | 費用目安 |
|---|---|---|
| 1K・1DK | 1〜2名 | 30,000円 〜 |
| 1LDK | 2〜3名 | 50,000円 〜 |
| 2DK~2LDK | 3〜5名 | 80,000円 〜 |
| 3DK~3LDK | 4名以上 | 120,000円 〜 |
※これらはあくまで目安です。追加料金のトラブルを防ぐため、必ず事前に「現地訪問による書動の見積もり」をもらうことが鉄則です。
5. 自分で行うか業者に頼むかの判断基準
- 自分で行う場合: 費用を抑えられ、ゆっくりお別れができます。ただし、大型家具の搬出や分別作業には多大な労力と数ヶ月単位の時間が必要です。
- 業者に依頼する場合: 専門知識を持ったスタッフが、最短1日で作業を完了させます。特に遠方に住んでいる場合や、体力に自信がない場合は、プロの力を借りるのが賢明な選択です。
まとめ

遺品整理は、故人が生きた証を整理し、遺されたご遺族が新しい生活へ一歩踏み出すためのプロセスです。焦って無理に進める必要はありません。
まずは「貴重品の確保」から始め、自分たちでできる範囲を確認してみてください。もし「どこから手をつけていいか分からない」と感じたら、まずはプロに見積もりを相談してみるのも一つの手段です。
この記事が、あなたとご家族にとって、穏やかなお別れの手助けとなれば幸いです。




